スーパーカーで知られるイタリアのブランドが、初の完全電気自動車を発表しました。しかし、今回発表したのは自動車ではなく、電動水上スキー「シーボブSE63」でした。カンヌ・ヨットショーで初公開されたこのモデルは、たちまち高級車愛好家の注目を集めました。
シーボブSE63は、ランボルギーニとドイツのカヤゴ社が共同開発しました。カーボンファイバー製のドライブシャフトと新しい推進システムを備え、シーボブのハイドロダイナミック・スキーの中で最もパワフルなモデルとなっています。その名は、イタリアのシーグループと共同で建造されたヨット「テクノマー・ランボルギーニ63」に由来しています。
6.3kW(8.5馬力)の電動モーターを搭載したSE63は、内蔵バッテリーで最大60分の走行が可能です。充電は標準コンセントからわずか1時間半で完了します。
開発者によると、SE63はイルカやサメに匹敵する速さだそうです。価格はまだ発表されていませんが、ランボルギーニと同様に高額になる可能性があります。
ランボルギーニのCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏は最近、高級電気自動車の需要減少に伴い、ハイブリッド技術の導入を検討していると述べました。