米国のスタートアップ企業Inversionは、地球上のあらゆる場所へ1時間以内に貨物を輸送することを約束する宇宙船Arcを発表しました。打ち上げは、同社のロサンゼルス施設で行われました。
Arcロケットは最大225kgの貨物を運び、着陸まで最大5年間軌道上に留まるように設計されています。再突入時には、宇宙船は最大1,000kmの横方向の操縦を行った後、パラシュートで着陸します。
燃料は無毒であるため、直ちに再突入可能です。同社は以前、SpaceXのTransporter-12ミッションの一環として、重量90kgのRay衛星の試験を行いました。Rayは姿勢制御システムと推進システムの機能を確認しましたが、地球には帰還せず、長期試験のために軌道上に留まりました。
同社は2026年末までにArcの初打ち上げを計画しています。1.2m×2.4mのArcの製造はすでに開始されており、現在約60人の従業員がこのプロジェクトに取り組んでいます。